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ソムリエが贈る、プレゼントワイン

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アルザス編

■■■ ワインの基礎知識&デイリーワイン的オススメワイン~アルザス編 ■■■
各国ワインの基礎知識と私個人の勝手なデイリーワイン的考察を紹介します

デイリーワイン的オススメワイン
香りのきれいな白ワイン、アルザス。

アルザス地方はドイツ国境に接しています。
そのため、ブドウ品種も他のフランス地区よりもドイツに近いです。
この地方は、ブドウ品種がそのままワイン名になっているので、ちょっと選びやすいかもしれません。

95%は白ワインが作られる地方で、どの白ワインもそれぞれに香りのきれいなワインになっています。
しかし、値段も割りといいので、デイリー価格で楽しめるのはちょっと少ないかもしれません。

が、ドイツのリースリングよりもよりさわやかで、すっきりしているリースリングや、軽い飲み口のピノ・ブランなどは2000円以下でも手に入るものがあります。
リースリングはほんのりと青りんご、ピノ・ブランはほんのりと桃・・とどちらも香りのきれいなワインです。

アルザスのワインを見てみる?



■■■ アルザスの基礎知識 ■■■
【主要品種:赤】ピノ・ノワール
【主要品種:白】リースリング、ゲヴェルツトラミネール、トカイ・ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ブラン

他の地方では、畑ごとに指定されているグランクリュも、アルザスではブドウ品種ごとに決められています。
グランクリュは

●リースリング
●ゲヴェルツトラミネール
●トカイ・ピノ・グリ
●ミュスカ

の4つです。

ゲヴェルツトラミネールは、香りが非常に独特で、白ワインのなかでも最も強い香りを持つといわれるワインです。
それまでは、敬遠されることが多かったようですが、田崎真也氏が「バラの香りのするワインです」と紹介して以来、レストランでフォアグラのソテーなどと共に薦められることも多くなった気がします。

香りだけでなく、味わいも結構しっかりしているので、確かにフォアグラのソテーと合わせても、お互いに引き立てあい、ハチミツのような香りと共にさわやかな余韻を残してくれて、個人的には気に入っているワインです。
(が、2000円以下で手に入ることは、ほとんどありません。)

トカイ・ピノ・グリも、豊かなボリュームをもつ白ワインです。
こちらも、しっかりしているので地元ではクリーム系の料理と合わせたりしています。
が、やはり、2000円以下ではなかなか手に入りません。

ミュスカは、他の地域では甘口に作られることが多いのですが、アルザスではすっきり辛口に作られています。

また、アルザスで最も多く作られているリースリングには、
「ヴァンダンジュ・タルディブ」という遅摘みのブドウでつくったちょっと甘みの強いワインや、「セレクション・ド・グラン・ノーブル」といった、貴腐ワインもあります。

アルザス地方のワインの多くは地元で消費されるため、日本にはそれほど多く入ってきていないのが、残念なところです。


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